2025/04/11 14:16

🌴 きっかけは…「沖縄なんかおもんないぞ」から


初めての海外がインドネシアで、約2ヶ月の滞在。その中でも特に印象に残ってるのが、バリ島東の港町・パダンバイやった。ほぼ3週間、のんびりまったり、ここで過ごしたんよね。


そもそもの理由はシンプルやった。無人で透き通った海でパチャパチャ泳ぎたい――ただそれだけの欲望やった。

当時バイトしてたサーファー店長(世界を旅しまくる男)が言うたんよ。

「沖縄なんかおもんないぞ、バリ行け」って。

その一言でパカーン!と世界の扉が開いた感じ。気づいたら飛行機のチケットも店長に手配してもらって、初めての海外、初バリ島へ飛んでた。


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🏖 クタではゴミにカルチャーショック、理想のビーチは遠くて


最初に降り立ったのはクタビーチ。

そこで目撃したのは、食べ終わった弁当のプラ容器を波打ち際にポイッ! 地元の人の日常やろうけど、自分にはカルチャーショックやったわ。


サヌールやヌサドゥアも巡ったけど、求めてた「人がおらん、真っ白な砂浜で透明な海」って理想にはまだまだ遠かった。


当時スマホはなし、頼りは分厚いガイドブック『地球の歩き方』だけ。

そこで見つけたのが、バリ東部パダンバイの“ブルーラグーン”。絶対キレイなビーチやって話。

しかもそこからフェリーで行けるロンボク島北西には、透明度自慢のギリ3島があるらしい。

「これは行くしかないやろ!」ってなって、旅は東へ続いた。


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🛏 安宿“Kembar Inn”とブルーラグーンの現実


宿も『地球の歩き方』頼み。安そうなところを見つけては、飛び込みで泊まるスタイル。

パダンバイでは、1泊5万ルピアの「Kembar Inn(ケンバーイン)」にチェックイン。

荷物置いたらブルーラグーンへ…って流れやったけど― ―

見た目はキレイ。でもシュノーケリング向きの海やった。

足元は岩ゴツゴツ&サンゴの死骸だらけで、寝転ぶ場所なし。足が届かん海はただただ怖かった。

「25mプールでも溺れそうなのに、ゴーグルとスノーケルで足届かん海に飛び込むなんて、正気ちゃうわ!」ってなって、結局チラ見しただけで戻った。


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🌙 バジョー登場。「おいら、ロベルト・バッジョと同じ名前の…」


夜、ケンバーイン2階の簡素なラウンジで涼んでたら、スタッフの一人が寄ってきて…

「やあ!おいらはバジョーさ」

フレンドリーすぎてビックリ。よう聞き取れず「パードゥン?」って返したら、

「ロベルト・バッジョと同じ名前のバジョーなんだ!」

は?どっちやねん!?って心の中でツッコミながらも言い返せんかったわ。


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🧃「ゲームしない?」「ビール奢るよ!」の嵐


当時はインドネシア人に警戒心あった。

クタで坊主頭の自分に「ヘイ!ミチュアミ!(三つ編み)」と言われ、

サヌールで「ハッパ!ハッパ!」「オンナ!オンナ!」の違法な誘い、

ヌサドゥアの両替所でお金抜かれ…ええ思い出じゃない。

でもバジョーは違った。

「ゲームしない?」って聞かれて「賭けへんよ」と返すと「オーケー!オーケー!」。

「ビール飲むか?」には「お金は払わへんで」って答えたら「奢るよ!」とニコニコ。

警戒しつつも、フレンドリーなバジョーに少しずつ心がほぐれていった。


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⛴️ ロンボク島へ!ナイナイ岡村似のオカムラ登場


翌朝、ロンボク島行きのフェリーに乗り、

着いたスンギギでナイナイ岡村似の青年オカムラと出会う。

ギリ3島への船や道案内を無料で引き受け、

『地球の歩き方』に載ってないロンボク情報を助けてくれた。

ここから波乱の幕開けやったけど…。