2024/12/27 11:08

🛂2023年7月28日|ついにバリ到着!災難とサバイバル、ピンチの果てに——ケダルン現る


バリに入国するには“e-VOA”ってビザが必要。

現地で50万ルピア(約5,000円)を払うか、日本からクレカで事前決済するスタイル。

「クレカで払えば安心やん♪」と思いきや——

ネットでは「エラーで決済できず、入国ゲートで涙目」なんて声もチラホラ。

……うん、旅のはじまりにそのリスクは背負いたくない!

というわけで、円をルピアに両替して、現金をギュッと握りしめて飛び立つことに。 


宿は、空港からほど近いレギャンのホテルを2泊分、エクスペディアで予約済み。

しかし、飛行機は遅れ、入国審査は超ロングな列。




「これはチェックイン間に合わんかも…!」と焦って、ホテルに連絡するも、英語もインドネシア語もどちらもほぼ話せず...

LINEの英語通訳機能を総動員して、ポケモンの技のようにメッセージを送ろうとしたが、空港のネットがもはや飾りレベル。

そんな状況などお構いなしに「何時にくるの?」とホテルから連絡が。

「知らんがな!」と叫びたかったけど、グッと飲み込む。

念のため遅めの到着予定時刻を伝える。


✦✦✦


🖥️え、紙じゃないの!?税関で軽くパニック


なんとか入国審査を突破し、手荷物をピックアップ。

そして、税関へ向かうと——ここでまさかの...!

「え、紙の申告書ないの!?」

てっきり手書きで提出するもんやと思ってたら、

空港の片隅に置かれたパソコンで申告入力→QRコード印刷→スキャン通過という、

まさかのペーパーレス仕様。

一瞬で脳がパニックになった...


なんとか入力を終えて、「よし、これでホテルへ!」と気合を入れたところで——

「……あれ?車、来てへん」

そう。事前にホテルには「夜遅くなるけど、迎えに来てもらえますか?」と連絡済み。

でも返ってきた答えは「送迎サービスないよーん☆」の一言。

なるほど、じゃあ自力で行くしかないってわけね。


✦✦✦

 

🚖深夜の空港、ピカチュウ大量発生中


深夜のバリ空港ロビーには、ギラッギラの目をしたタクシー運転手が大量発生中。

こっちが一歩踏み出すたびに、「ヘイ!タクシー!?」「ミスター!」「ドコイク!?」の嵐。

「誰かを選んだら、他のヤツが“ピィカァ〜〜チュウゥ!!!”って電撃飛ばしてくるんちゃうか…?」

そんな空気に、全身がビリビリする。

「キミにきめた!」なんて口走ったら最後、雷撃フルコース確定。

一斉に“かみなりパンチ”が飛んできそうな、野生ポケモンバトル状態。

正直、「でんじは」で足止めされるくらいで済むならまだマシ。

……ここは戦う場所ちゃう。サバイブする場所や。

恐怖というより、「誰を選んでも後悔する気しかしない」っていう、あの独特の圧。

結局、誰とも目を合わせずに、ひと気の少ない駐車場まで逃げ出した。


そこに、気だるそうなおじさんが「ヘイ、タクシー?」と声をかけてきた。

Googleマップでホテルの場所を見せて「いくら?」と聞くと、「10万ルピア」。

「高いな...」と思ってその場を去ろうとしたら、「じゃあ8万で!」と値引き。

もう少し粘ろうしたけど、おじさんの電池切れてた。

「夜も遅いしムリ〜」で終了。

「じゃあ帰ったらええやん…」と心の中でつぶやきながら、他の手段もないので——


\ケダルン、キミにきめた!/


カーナビに目的地を入れて、いざ出発!

夜遅くて疲れたけど、これが旅の醍醐味やんね。まるでポケモンリーグの最初の試合みたいや!


道中、「どこから来たの?」「何回目のバリ?」と、定番トークを交わしながらレギャンの街へ。

でもホテルの場所はめちゃくちゃ分かりにくくて、暗い細かい道をぐるぐる何度も行ったり来たり。

ようやく辿り着いたその場所は、昼間でも迷いそうなレベルだった。


✦✦✦


🏨チェックイン…できる?できない?の攻防戦


ホテルに到着し、思わず「ありがとな」ってケダルンを博士に送信。

名前も知らないけど、あの気だるそうな後ろ姿に、今はちょっとだけ感謝してる。


その足で建物に入ると、数人の男性が談笑&熱唱中。

スタッフらしき数人に「すみませ〜ん」と声をかけると、一斉にギョロッとした目で見られた。

「予約してるんですけど…」と伝えても、まるで「え?聞いてないよ?」な空気感。

エクスペディアの画面を見せると、ひとりが電話をかけて確認してくれた。

無言の時間が流れたあと、ようやく話が通じたようで、パスポートをコピーされ、無事にチェックイン完了!


✦✦✦


🛁ようやく、お湯!


案内された部屋の電球は黒ずみ、部屋全体が薄暗くグレーがかった雰囲気。




ちょっぴり寂しい。



でも、シャワーからお湯は出るし、なんと湯船もある。


それだけで、拍手喝采!

多少の汚れや古さなんて、今はどうでもいい。

旅のスタートは、ちょっとドタバタしてるほうが、あとからぜったい笑える。

「よし、ここからや…」

深夜のバリ。静かな部屋で、スーツケースを無造作に放り投げる。


“明日こそ、平和なバリが待ってる……はず!”

そう信じて、その夜だけは——なんとか眠れた。

夢の中では、もう市場を歩き回ってた。

お気に入りの雑貨を手に取り、「これ仕入れようかな」ってつぶやく。

でもどれもキラキラしてて、選べないんだ。


そう、旅はまだ始まったばかり——。